お金に強くなる!~おすすめ図書~
子どもを産んでから「子どものためだし」「いまだけだし」という予定外の出費が多くなりました。
しかも3人。そりゃそーだ!!
こういうときってお金に対して「モヤモヤ不安」ありませんか?
お金はそれ以上でもそれ以下でもない。
気持ちよく使うものだと思っているので、不安になりながら使うのは嫌だったんですね。
ただ、お金のことを保険とか銀行とか不動産とか関係なく相談にのってくれるところってホントに少ない!!!!
そりゃ、そうですよね~。
相談料払うから公平な意見を聞かせてくれー!と思っていました。
でも、やっぱり見つからないから自分で知識をつけるしかないわ! しかも同じようにお金のモヤモヤ不安を抱えている人の相談に乗れるかな?と思ってファイナンシャルプランナー2級を取りました。
それからお金に対する苦手意識もなくなり、お金関係の本をいろいろ読んでさらに面白くなりました。
で、今日はこれ大ヒット!!!!と思った本があるので今日は中身を抜粋してご紹介しますね。
・お金のとらえ方
・「家は買うか、借りるか」永遠の論争に決着!
・生命保険は「加入しないが原則」
・金融業界があおる老後不安にだまされるな!
などです
今回のおすすめ図書はこれ
「お金に強くなる!」山崎元
これ、ほんとおすすめです。
著者は証券会社、銀行、生命保険会社、投資信託会社などでお金を運用する仕事をしていたプロの運用者。といっても中身は本当に分かりやすいんです。
理由も結論も明快!
「お金で心配しないためにはお金の正しい扱い方を十分理解して納得したうえで使うことが一番」という著者の言葉どおりこれを読むとお金の正しい扱い方が分かります。
今日は抜粋して紹介します。
気になった方、詳しく知りたいかたはぜひ購入してください(^_^)
お金との付き合い方
お金だけで人は幸せになれない。
これは多くの人が感じていると思います。でも、お金にはある種の力があることも事実ですよね。
お金があることで避けられる不幸はたくさんあります。
あたたかい家、美味しいごはん、きちんとした介護と医療・・・・お金があってよかった、良い使い方をした、そう思ったことは沢山あります。
著者のお金の定義は「自由を拡大する手段」です。お金があれば行きたいところに行け、欲しいモノを買うことが出来ます。誰かを助けることもできるかもしれません。
つまり、お金は願いや欲求を叶えたり、不幸を避けたり、最小限にするための手段であってお金そのものが目的ではないということです。
簡単にいえば、何に使うか?どう活かすか?ですね。
けがをしたり、失業したりと予定にない急な出費があったとします。
すると、「貯蓄は老後資金だから」「いま株を売ると損をするから」などど理由をつけて、せっかくあるお金を使わない人がいます。
これはまったくのナンセンスです。
お金はお金。
「何用のお金」など意味をもたせないことが肝心です。必要なときは淡々と使う。「お金は手段」とわきまえて、合理的に扱いましょう。距離感を保って付き合ってください。
*「お金に強くなる」より抜粋
お金がもつ5つの性質
①あればあるほど安心できるわけでもない
②欲求を叶える
③使い道は後で決められる
④運用で新たなお金を稼ぐことができる
⑤不幸を減らす
お金の価値
お金の価値が変わる要因はさまざまあります。
簡単に言えば物価が下がれば(デフレ)お金の価値はあがるし、物価が上がれば(インフレ)お金の価値は上がります。
将来お金の価値は下がるから投資しましょー!なんてセリフ聞きませんか?
なんか妙に不安だったんですが、これを読んでスッキリです。
世間では「インフレのリスク」を強調して運用商品をすすめる傾向がありますが、リスクをゼロにしようとして極端な運用に走るのは危険です。
インフレ・デフレは、「その時々に適応することを考えておけばいい」と気楽に構えておきましょう。
*「お金に強くなる」より抜粋
お金をためるために重要なものは何?
「人生で経済的な豊かさを得るために必要な6つの要素」があります。これを、重要な順番に並べてみると・・・・
①稼ぎの多寡
②支出・貯蓄の習慣
③住居・不動産
④保険
⑤自動車
⑥資産運用
運用のプロである著者があえて断言!「稼ぎの多寡」と「支出・貯蓄の習慣」が重要で資産運用は最後!
資産運用が経済的豊かさに与える影響はそう大きくはありません。
日本人の金融資産は平均で約1000万円と言われています。ただし、平均値は一部のお金持ちに引っ張られます。中央値は約500万円ほどです。
500万円を運用して1%運用利回りを改善したら、その額は年間5万円です。とるリスクを考えずに1%の改善を得るのはなかなか大変なことです。
(中略)ほかの要素の影響と比較すると、経済的豊かさに大きく影響しているとは言い難いでしょう。
やはり「稼ぎの多寡」が最も重要な要素です。
本業の所得を増やす努力は不可欠です。副業で収入を増やすことを検討しても良いでしょう。
配偶者がいれば、共働きでダブルインカムにすることで、生涯年収は大きく異なっています。
お金は賢く使う
家は買うか借りるか?
不動産は生涯で最も大きな買い物ですから、昔から「賃貸派」「持家派」の論争が延々と続いています。
私もすでに買っていても「良かったのかな~」「賃貸の方が身軽よね~」とかいろいろ考えます。
著者の答えは明快でした!
「その物件が高ければ買わない」「安ければ買う」ほうが得というものです。「買った方が得」「借りた方が得」論争の結論は、これ以外にありません。重要なのは、この判断を「投資対象として」行うことです。
割引現在価値で物価の損得を考える方法は本に詳しく載っています(^_^)
保険は?
保険・・・なんとなく「子どもをもったら考えるべき?」と思っていました。が!!!!!ファイナンシャルプランナーを取って「うおー!!!失敗した!」と痛感したのが保険!
たいていの人は生命保険を「原則として加入するもの」と考えているようですが、正しくは「原則として加入すべきものではないもの」です。
保険は「損する賭け」が本質です。保険会社が存続し、儲かっているのはそれだけ契約者が負け続けているということ。
そもそも支払う保険料はすべて保険に使われているわけではありません。当然保険会社の取り分、手数料が含まれています。
子どもが自立した後の夫婦に多額の死亡保険が必要でしょうか?国からも遺族年金なるものがあります。
あと、これは私の実感ですが、保険は支払い条件がたくさんあります。いざ必要な時に条件が違っていて支払われない。これはほんとにシャレになりません。保険のつもりで毎月貯蓄して、自由に使える方がずっと良いです。
詳しいことは本に書いてあります(^_^)
借金返済に勝る運用はない
原則として、個人が「していい借金」はないと考えてください。
あえて借金をしてもいいのは会社だけです。
消費者金融からであろうと、銀行からの住宅ローンであろうと同じです。
借金返済はリスクゼロの稼ぎに相当します。借金を返済していから運用を始めましょう!
いかがだったでしょうか?気になる論争にズバッと明快に答えを出していて本当に私はこれを読んでスッキリしました!早く住宅ローン返します
(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
もしご主人が資産運用とか考えていたらぜひ、この本をおすすめしてみてください!
分かりやすく解説しますよ。